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心得情報001 宣材の出し方(履歴書の書き方編)

タレント・バンド・声優など諸々の場合において、やはりプロになる方法のオーソドックスな方法としては
デモテープやプロフィールをプロダクション・事務所などに送って自分を売り込む方法があると思います。
現在、当サイトでもご紹介していますが、各プロダクション・事務所などは大々的にではありませんが
随時にオーディションなどを設けています。

その理由としては色々あるかと思われますが、やはり事務所側もいろんな出会いを求めています。
一昔前などはよく原宿など街を歩いていてスカウトされて・・・などという事もありましたが、
現在はこの方法はあまり盛んではないようです。

その背景には名前だけを使って素人を騙すとういうような詐欺が横行した事や、
そんな事をして拾った人材がどこまでやる気があるのか、など色々事情もあるようです。
何よりも出会い探しに骨を折るという事もあります。そんな事をやる暇があるならば、自分の事務所を
いろんなメディアに売り込んだり、現在抱えているタレントなどの育成や宣伝する事もやりたいでしょう。

そういった事情などもあり、やはり効率的に良い人材を集める方法として随時に事務所側でオーディション
を設けてる方法が使われています。
この方が、やりたいという気持ちが有り、その為にオーディションに申し込むだけの行動力もある人材と
出会う事もでき、その中で事務所に利益をもたらす人材を選ぶ事ができ、有意義なわけです。

上記のような背景を考えた上で、応募する側としての心得ですが、まずデモテープやプロフィールという
限られた宣伝材料の中で、どれだけ自分を相手事務所にアピール出来るかが、第一段階での課題と
なります。そういった事を考えていくと、少しづつ何に気を配るべきかが見えてくるかと思われます。

まず第1に、『出さなきゃ、始まらない』 当たり前ですね。ただそこにいれば、
誰かがどうにかしてくれるわけではないでしょう。

第2に、『ただ応募すればいいわけじゃない』 確かに応募しないよりは、可能性はあります。ですが、
ただ市販の履歴書に必要事項を書いただけで、書類審査を通れば苦労しません。しかもこれを読んで
「じゃぁ いっちょ応募してみるか」と皆さんが応募したとしたら、いったい何通の応募になるか・・・
もしも1000人の人が応募したとしたら、貴方はその1000分の1の存在になるわけです。
その1000人の中には貴方よりもスタイルの良い人や、歌の上手い人、芝居経験がある人なども
いるでしょう。その中の貴方はひとりなわけです。

その中でデモテープ、プロフィールを必要事項に応じて内容だけを書いて合格すると思えますか?
デモテープならまだ違いましょうが、プロフィールをただ市販の履歴書に書いただけの場合、
そんな紙切れの字ずらで、貴方の何が伝わるというのでしょうか・・・
ですが、それを求められているわけです。「じゃぁ 写真にこだわれば・・・」
写真のどこにこだわりますか?
確かに写真ひとつでもこだわれる箇所は沢山あります。それについてはまたの機会に
紹介しようと思います。今回は題名のように、宣伝材料の出し方に焦点をしぼります。

まず、履歴書。市販の履歴書でもメーカーによって項目が違ったり、学歴の欄が少なかったり、
スリーサイズまで項目があったり、写真の保護シールが付属していたりと様々なものがあります。
その中で自分にあった物を選ぶ方がベターです。
学歴・経歴をアピールしたい人はそういった項目が沢山あるものを選べばいいでしょうし、趣味とか特技に
ついて、アピールしたい人はそういった項目が大きくスペースのある物を選んだ方がいいでしょう。
また、ちょっとしたテクニックとしては、パソコンで自分で履歴書のフォームを作成してしまう方法もあります。
その方が、無駄な空白ができてしまう事なく、自分だけの履歴書が出来上がるでしょう。

ですがここで注意点としては、やはり募集側で「市販の履歴書で」と書いてある場合は、
反対にその市販の履歴書の中で、どこまでPRしてくるかなどを見る場合も可能性としてあります。
作戦は自分でしっかり練った上で実行した方が、どうせ落ちるものでも気分が違います。

次に字についてですが、やはり直筆がベストだと思います。プロフィール表はパソコンで作っても、
やはり字は直筆で書いた方が好まれます。所詮パソコンでの字など無個性でしかありません。
字すらアピールポイントのひとつである事を忘れない事です。

ここでテクニックですが、よく「一生懸命書いていたのに途中で字をミスった・・・」などのあると思います。
これはショックが大きいですよね。思わず送るのを辞めたなんてない話でもないと思います。
もちろんの事ですが、字を間違って修正液などで修正したものなど大きな減点となります。
そういった気持ちが相手にも伝わります。相手はプロだという事も忘れてはいけません。
それに自分でも修正液で修正してもらったラブレターと、何度も書き直して送られたきれいなラブレター、
どっちがいいか考えれば分かるはずです。
プロフィール表を送るということは、ラブレターを送るようなものです。フラれないような努力は出来る
限りするべきです。

ここで一言。
「よく字が下手なんで・・・」いう話がありますが、だったら努力して上手くなれよって事です。
反対に「俺は字も個性的なんだ」と言えるくらい自分のやることに自信を持って行動した方がいいでしょう。
もちろん読めなければNGです。
こういったものが、その人の活動への気持ちの表れになります。どこで手を抜くか、どこまでこだわれるか、
その人の仕事が見えるわけです。
テクニックとしては、Bくらいのやわらかさのエンピツで、うすく下書きをしてからボールペンなどで書き、
その後下書きを消すという方法もあります。

次に字の書き方についてですが、小さくなるくらいなら大きい方が印象がいいようです。
その方が無駄な空白がないですし、字が小さいと読みづらい、それと自信のないように見えます。
見る方としては、趣味や時間潰しではありません。仕事です。無駄に時間や労力を要するものは
切られます。
字は大きくはっきり、名前などは項目に均等に、数字などもつぶれたりせず、均等な大きさで書き、
文字と文字の間隔も読みやすいくらいに空ける。こういった方法が通常の方法になるかと思われます。
そこに自分の個性を入れていってください。

次に内容についてですが、何がおもしろく、何がつまらないかは、見る人間が決めることです。
自分であまり決めないことです。ですが、あまり不愉快にさせる内容は2度と見てもらえなくなる
可能性を持ちます。そこで貴方の常識と個性が求められます。頑張って内容は考えて下さい。

プロフィール表や、書き方のひとつの見本など機会があればご紹介していきますので、お楽しみに。
最後にまとめですが、必要通常項目(名前や住所など)は書類審査を通りたい気持ちを込めて
丁寧に書く。
趣味などの個人項目は自分の好きな気持ちを込めて、プラス読む相手に不快な気持ちにさせない、
一番は興味を持たせるような文章を心掛ける事です。
書類一枚であっても、それも自分の芸能活動の一環である、仕事なんだという気持ちを忘れずに
出来れば、今まで書いてきた書類とは違ったものになるはずです。

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