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心得情報004 デモテープについて(バンド・アーティスト編)その1

今回はバンドやアーティストを目指している方がオーディションを受ける前に必要になってきます
「デモテープ」についてお話してみようかと思います。

履歴書と写真に自己PRをいろいろ含ませる方法を簡単に触れてきましたが、一番気合いが入る
場所がデモテープだと思います。
どんなに履歴書や写真で良いPRが出来たとしても、デモテープがお粗末では本末転倒です。
やはり一番の自己PRの場となる箇所です。

まず曲数などに制限がある場合は、基本的には従う方が良いかと思います。
もちろん個性での判断におまかせします。アドリブもいいでしょう。
ですが、制限をするにはワケがあるのでしょうからその辺りも考えた上で、個性を発揮して下さい。

反対に曲数に制限がない場合は、だいたい3曲前後が妥当かと思います。
アルバムにして80分、十何曲も入れたとしても聴いてもらえるかは・・・
だいたい3曲も聴けばその人の個性は判断できると言われています。そうなってきますと3曲より
後の曲は「個性のPR」から「個性の押し付け」に成り兼ねないという事です。

なんでシングルCD等が2~3曲なのかを考えてみて下さい。気にいったアーティストでもない限り、
フルアルバムを聴くのは、どれも同じに聞こえてきて、ウザいって印象になってしまう事ってありませんか?
それをレコード会社等のスタッフにやってしまうのはどうでしょうか?
そんな事になるよりは、3曲聴いて「もっと聴いてみたい」と思わせた方が、その後の展開としては
おもしろいのではないでしょうか?

ハッキリ言ってしまえば、3曲聴いてもらっても印象に残らない程度では、所詮その程度でしょう。
まぁ インパクト狙いでいっても1発屋が積の山かもしれません。

曲のジャンルなどは、自分の好きなやりたいジャンルで良いと思います。
現在の流行のジャンル、今後流行るジャンルを狙ってそれを歌うのもいい戦略ですが、
そのジャンルであなたの個性を出せるのか? また、そういった物で良い結果、はたまた悪い結果が
出た時に納得ができるかどうか?

その辺りに関しては、皆さん自分で悩んでその都度で結論を出せばいいのかもしれません。
ようは「全力を尽くせるか?」「(いろんな意味で)楽しめたか?」そういったものが大事なのでは
ないでしょうか?

あとは曲の質についてですが、やはり良いに越した事はないでしょうが、
1回のデモテープの為に何万円もかけてレコーディングを何度もやるのは・・・
お金に糸目をつけない方にお任せします。
個人的な考えになってしまいますが、わたくしはそういったやり方は嫌いです。
そんな事に費やすよりは、普段の練習にその経費を回したり、その分上達する為に費やした方が
良いのではないかと思います。
ですが年に一度くらいは、そういった緊張感(金銭的にも・・・)のある場所でやってみるも
良い刺激になると思います。

質にこだわるのも大事ですが、まずは作る事からスタートです。そして徐々にさらに良いものへ
ステップアップしていくのが、良いのではないでしょうか?

バンドならば、まずはリハスタ(リハーサルスタジオ)での音源、ソロアーティストなら
テレコ(テープレコーダー)、そんな物からスタートして序所にでっかいものしていく・・・
自分のレベルに合わしたもので良いのではないでしょうか?

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