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心得情報017 タレントとしてtwitterやブログを開設する・・・注意する事は?

2014年の4月も中旬に差し掛かり、新年度となり学校や会社など同様に
芸能の業界でも「新人タレントが入りました」と耳にする時期になり始めました。

多くの事務所やプロダクションが新人や所属タレントの宣材写真などの撮影に入り、
大体4月の後半や5月のゴールデンウィーク明け頃より、
新年度の所属者プロフィールの更新などで挨拶周りが始まってきたりします。

新人登録されたタレントさんは、ブログやtwitterの活動なども
新規で始まる時期であったりします。

ブログやtwitterのタレントアカウントは、大手のプロダクションなどの場合は、
事務所側で作成から運営・管理を行ったり、提携先での作成などもありますが、
中小の事務所などではタレント本人が自主的に取得・作成して、
自己による運営がされている事も多々あります。

ただ、この「ブログやtwitterをやる」という行為は
今時小学生でもやっている時代とあって、それ自体は珍しくもないですが、
個人での運営と、タレントとしての運営は異なってくる事を意識した方が良いです。


個人とタレントで変わってくる事

インターネットという性質から考えると、個人であろうがタレントであろうが、
全く同じに、世界中のあらゆる場所からアクセス(閲覧)ができ、なんら違いはありません。

ですが、タレントとしての場合、なんらかの団体に所属している場合においては
預かりなどの在籍も含め、所属団体の所有物(商品)である意識が必要です。
また、個人ではなく、公人であるという意識も必要です。

「あなた」というブランドが負う社会的責任や影響などにも注意をしていかないといけません。

「タレント活動は、公私を分けています」という方が、ほとんどかと思いますが、
視聴者やファンからすれば、いつが公で、いつがプライベートかなど、判断がつくとは限りません。

特にtwitterやブログの投稿などは「仕事中」である事は、ほぼなく、
移動中やプライベート時間に行われるのではないでしょうか。

そうなってくると、「あなた」はプライベートを過ごしていても、
投稿される情報は、公人としての発言や行動となります。

誹謗中傷などはもっての外、感想を述べる事や気分をつぶやく行動でさえ、
それはタレントとしての行動となってきます。

散見される例として、公私は分けると言っておきながら、
プライベートの出来事をごっちゃまぜにする発言や書き込みが多々出てきます。

アルバイトでの苦労話や友人との事、購入した商品への感想など。

今、目の前で起きている事をリアルな気持ちとして発信するのは結構ですが、
それは「公人として?個人として?」がぐちゃぐちゃになると、
意識していない間に、あなたのブランドのイメージにそういったものが混じり、
気付けば所属団体にもイメージなども含め、影響を与えていきます。

今、売り出しが始まったモデルの子。
ブログではバイトの話ばっかり・・・では、事務所のプロモーションも台無しです。

家族の紹介なども含め、どこまでをタレント活動として触れるのか、
アルバイト等をしながら健気に頑張っている姿もイメージ戦略であればありです。

そういった意味では、所属する団体の管理者と最初のうちは相談を重ねて、
自分の情報発信の方針をきちんと固めてから行う方が安全です。


書く内容で注意すること

当たり前な事となりますが、内容も重要です。
タレントとは、商品であり、才能や価値のある表現者を指します。

あなたは、一般の方の普段の日常生活を書いたブログを読みたいですか?

よく、勘違いをされる例ですが・・・
芸能人の普段の生活の一端が見れる!?…と、芸能人ブログの価値を見出す方がいますが、
これは、芸能人として有名で普段の生活を知って、この人のような生き方をしたい!など
憧れがある人物だからこその話となります。

売れていもいないタレントの普段の生活など、憧れる人もいないし、
正直なところ、見たいと思う人も皆無です。

そういった意味では、「売れている」ところまで上がっていないうちは、
普段の生活などには触れずに、レッスンなどを含め芸能としての活動や売れる為にやっている事、
あとは公人として、やりたい事や感じているポジティブな事を書くというのも良いでしょう。

書く事がない・・・というのは、あなたは何をして過ごしているのでしょうか?

事務所などのレッスンがなくても、体を鍛える為にトレーニングをする、
表現の勉強としてライブやお芝居を観に行く、本を読むなどは出来るはずです。


方向性も意識する

そして、基本的な方向として、ポジティブな情報を発信する事。
文句や愚痴ばっかりのブログを書いている人を、あなたは好きになりますか?

人が憧れるとは、自分が出来ない事やそうなりたいと思う事を出来る人に対して
生まれる感情です。

多くの人が、本当は文句を言わない自分になりたいし、言わずにはいられない。
ポジティブに解釈したいけど、どうしてもマイナスに感じてしまう。

そういった感情を持っているものです。

タレントへの興味や憧れとは、そういった普段の生活では落ちてしまいがちな心のベクトルを
気分転換であったり、感動であったりと、ポジティブな方向に向けてくれるものとして
娯楽・エンターテインメントに触れて、その作品や番組などのメディアに出ている人としての
タレントに興味を持ちます。

普段がポジティブシンキング過ぎて、ネガティブな心境にさせて欲しくて、
ブログを見る・・・という人は皆無です。

とても小さいかもしれませんが、あなたのtwitterやブログも1つの作品であり、
あなたが出演するメディアなのです。

偶然でもその作品に触れた人に、どういった気分にさせたいか、
どういった気持ちへ持っていって欲しいか、その辺りをイメージしながら書く事が大事です。

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