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心得情報009 履歴書の出し方(気配り編)

以前にオーディションに申し込むにあたっての、履歴書の書き方についてご紹介した事がありましたが。
今回は、さらに履歴書の書き方に少し触れながら、この書いた履歴書の出し方についてご紹介したいと
思います。

最近、オーディションでの一時審査の選考をお手伝いする事がありました。その際に驚いたのですが、
あまりに酷い惨劇がありました。

そのオーディションは、事務所所属に関するものでした。
と、いう事は、書類選考にパスできるかが重要なステップです。
書類だけで判断されてしまい、ここでパスできなければ会ってのアピールなどができず、
実力を魅せる事もできないわけです。
ここで私が目撃した惨劇を一部ご紹介します。

◆ 惨劇例
 ・封筒がガムテープでグルグル巻きになっている・・・
 ・誤字を修正液で直した箇所が多数あり、履歴書がゴワゴワ・・・
 ・オリジナルの履歴書を作成してきたが、履歴書に当たり前にある住所などが抜けている・・・
 ・写真があからさまに古い・・・
 ・化粧が厚すぎて、しかもフラッシュで顔の輪郭が飛ばされていてよくわからなし・・・
 ・他に志望動機などを提出となっていたが、履歴書の志望動機欄に2~3行のみしかない・・・
  etc

なかなか酷いものが多々ありました。
こういった事は、オーディション雑誌などを見たことがある方ならお判りかと思いますし、
また現在、オーディションの心得などをご紹介しているサイトさんも沢山あるので
ここでは、あまり詳しくご紹介する気はなかったのですが・・・。

よく言われる例えですが、オーディション申込みの提出書類は、ラブレターと同じです。
あなたの事を今後、ビジネスとしてフォローしていく、一緒に付き合っていく事務所に対して、
しかも、ハッキリ云ってしまえば、申し込む側は、『拾ってもらう』側なわけです。

オーディションを受けるにあたり、あまり謙って接するのは、個人的に好きではありませんが、
踏ん反り返られるのも、どうかと思います。

初めて接する方に対して、封筒をガムテープでグルグル巻きは、どうでしょうか。
あなたはそんな手紙をもらったら、どうしますか?

しかもソレが女性の方で、しかも自分での性格判断が、「いろんな事に気が利いて、静かな性格です」
と書かれていては・・・日本の教育を疑ってしまいます。

ここで少し、アドバイスです。
 ・募集要項は、きちんと読みましょう。
 ・一般常識は、芸能界でも必要です。 

本当に笑い事ではありません。しかも、こういった事がきちんと出来ないのは、
10代よりも20代の方に多いので、驚きです。

今までにアルバイトの面接などをした事がないのだろうかと疑問になってします。

こういった一般常識レベルの事が普通にできない人は、実力を見る前に相手にされません。
「実力には自信があるのに、オーディションに受かれない」と感じる人は、こういった点を再確認です。

オーディションなどで『本人を見なきゃ評価できないようなもの』でも、なぜ書類選考があるのかは
こういった「いち社会人」としての最低限のレベルが足りているかの選考だったりもします。

一般常識やマナーなど、こういったものが足りない人は、外部の会社の人間が集まっている
仕事現場に連れて行けるはずがありません。

この辺りで、じゃぁ どうすれば良いかをまとめます。

◆ オーディション申込み時の書類の出し方
 ・封筒は、折曲がったりしないよう適切な大きさを選び、場合によっては中に厚紙などを入れる。
 ・履歴書は、記入後に誤字脱字を必ずチェック。間違いがあったら、書類は書き直す。
 ・封筒を閉じるときは、なるべく「のり」を使う。または両面テープでも良い。
 ・封筒の宛名もきれいにきちんと書く。マジックペンなどでの走り書きは厳禁。
 ・履歴書を自分で作成する場合、一般の履歴書の項目は必ず項目として入れる。
 ・宣材の写真は、ナチュラルメイクが好ましい。more 方法として、普段のメイクの写真と
  カメラ撮影スタジオで撮影した写真と2種類提出するなどの工夫は可。
 ・送付状はなるべく別途作成していれる。(送付状には送付内容を明記する)
 ・宣材写真の提出があっても、履歴書の写真もきちんと貼る。
 ・募集要項は何回も確認し、求められている内容・必要書類などはきちんと提出する。

挙げたらきりがないですが、上記は最低限の注意事項です。
少し趣旨が違ってしまいますが入社用の履歴書の書き方などの本を読んで、
世間一般の常識と自分の勝手な常識とを比較する事は必要かもしれません。

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